個性的な住宅を建てたいときに。「新建築データ」もチェック!

新建築データ
新建築データ https://data.shinkenchiku.online/

新建築って何?

おしゃれな家、かっこいい家を建てたい!

今はインスタグラムやピンタレスト、RoomClip(ルームクリップ)などなど、事例を検索するには便利な時代になりました。

そんな時に、合わせて参考にしてみたいのがこちら。

新建築データ

掲載されているのはおしゃれな家、かっこいい家、というよりも個性的な家といった方がいいでしょうか。

「新建築」、「新建築住宅特集」はどちらかといえば建築業界の専門誌。

月刊誌ですが、建築関係者でこの2誌を知らない人はいません。

特に新建築住宅特集のほうは、住宅の設計を手掛ける建築設計者ならだれもが掲載を目指す雑誌です。

というのも、普通の住まい関係の情報誌と違って、掲載されている住宅は広告として出稿するのではなく、編集部によって選ばれた物件だけだからです。

日本全国、数多くの応募作品の中から選ばれた物件しか掲載されないため、紙面に作品が掲載された設計者は、専門家からも一目置かれる存在になる、というわけです。

そういえば最近では、隈研吾さんが西条で行っている糸プロジェクトがニュースで話題になったりしましたね。これも新建築のコンペでした。

構造形式や都道府県で掲載作品が検索できる

そんな新建築、新建築住宅特集の掲載作品がオンラインで検索できるようになっています。

さっそくですが新建築住宅特集に絞って、愛媛県内の作品を検索してみると16件該当しました。

新しい順に
大島の住居:島田陽/タトアーキテクツ
風と火と農家住宅:池内健 studio colife3
風と水の間の家:松田裕介/松田設計事務所 池内健/Studio Colife3
松山の住宅:松本悠介建築設計事務所
WRAP:APOLLO 一級建築士事務所/黒崎敏
松山南の家:小松隼人建築設計事務所
G-HOUSE:窪田勝文/窪田建築アトリエ
壬生川の家:河口佳介/K2-DESIGN
MA-HOUSE:窪田勝文/窪田建築アトリエ
松山の家:谷尻誠/SUPPOSE DESIGN OFFICE 名和研二/なわけんジム
HK.HOUSE:道上壯/VuA
T-FLAT:長谷川逸子・建築計画工房
松山の住宅:末光弘和+末光陽子/SUEP.
岩城島の家:林清隆+齊藤由和/ア デザイン
折本邸:原広司+アトリエ・ファイ建築研究所
松山重信の家:村上徹建築設計事務所

となっています。

2001年からのアーカイブのようです。

これより以前では、松永鉄快さんの上灘の家や長谷川逸子さんの桑原の住宅などが掲載されていた記憶があります。

原広司さん、長谷川逸子さんらのように世界に名の知れた巨匠の住宅もあるんですね。

ここに掲載されているのは、ただかっこいいだけでなく、住まう人や建築家の価値観、時には覚悟のようなものも建築から透けて見えて面白いですね。

若手から巨匠まで、個性な住宅が動画でも

風と火と農家住宅、風と水の間の家はYoutubeでも見ることができます。

新建築.Online

こちらには、動画のリストがあります。

動画の方では、愛媛の作品ではないのですが末光さんの動画がいくつかあったり、原さんのみなと交流センター(今治・はーばーりー)があったりします。

ちなみに上記16作品の中で愛媛出身の建築家の方は池内健さん、松本裕介さん、道上壯さん、末光弘和さん、村上徹さんです。

さらに地元に拠点があるのは、池内健さんと道上壯さん。どうしても地方で実現できる物件は数に限りがあるため、有名な事務所は東京や大阪などに事務所があります。

例えば、動画にある2016年12月号の中出邸は近藤哲雄建築設計事務所の設計ですが、近藤さんも愛媛出身です。

もちろん、新建築がすべてではありませんし、ここに掲載されていない建築家の方の作品もあります。

あえて掲載しない、という建築家の方もいらっしゃいます。

そんな住まいにふと出会うと、テンションが上がりますよね。

また、改めて愛媛にゆかりのある建築家もご紹介できればと思います。

住宅特集に掲載される愛媛県の作品は1年に1作品あるかどうかですが、2021年は2件掲載された当たり年。今年も掲載作品が出てほしいですね。

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