建設業界にもコロナウイルスの影響が。建材、設備機器の新規受注停止も

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建設現場で感染、設備機器の納期に遅延も

新型コロナウイルスの影響が、建設業界にも広がっています。熊本県内では建設現場で土木作業員の感染が、千葉では現場の警備員の感染などが確認されています。

また、大手住宅設備機器メーカーでも一部製品の新規受注を一時的に停止したほか、すでに受注済みの製品に関しても納期の遅れの可能性が出ています。新型コロナウイルスが発生した中国から、部品の供給が遅れていることが原因です。

2月21日付の「日経クロステック/日経ホームビルダー」のニュースによると「TOTOは2月17日付でシステムキッチンの全シリーズ、温水洗浄便座「ウォシュレット」シートタイプと同一体型便器、暖房便座・普通便座の全機種などについて、それぞれ新規受注の一時停止を通達している。」とし、「LIXILは2月13日付で、食器洗い乾燥機と2口タイプの小型IHコンロのそれぞれ一部について新規受注停止を通達。さらに18日にはIHクッキングヒーターとレンジフードそれぞれの一部も受注停止の対象とした」としている。

ただ、LIXILは先行して受注を止めた食器洗い乾燥機と2口タイプの小型IHコンロを一時対象から外すなど、状況は刻々と変化しているようです。

このように混乱した状況が続いているため、現時点でホームページ上で商品について納期遅延の情報が出ているのはTOTO(HOME>TOTOからの重要なお知らせ>【お知らせ】弊社商品納期に関するご案内)のみとなっています。

状況改善は、先が見えない状況

日本でも全国一斉休校など、新型コロナウイルスへの対応が刻々と変化する中で、住宅設備機器以外の一部建材などにも影響がではじめているようです。

ただ、まだ中国をはじめ世界中で混乱が続く状況は震災の時とも違った状況となっており、先の見えない状態はしばらく続きそうです。

4月に入って、商品は安定供給の方向へ

追記:
このあとの緊急事態宣言により、ゼネコンや大手ハウスメーカーでは一部の工事もストップしました。

しかしその後は中国をはじめ、国内でも一旦は新型コロナウイルスの感染状況に落ち着きが見られたことにより、4月頃から建築資材等は平常時に戻りつつあります。建材や設備機器など各社の新商品も発売され始めています。

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