浄化槽の微生物に空気を送る「ブロワ」とは?
家庭の排水が流れ込む浄化槽は、適切な維持管理が必要。生活雑排水を微生物の働きを利用して処理し、綺麗な水にして河川などに放流する大切な設備なので専門の業者によって法廷検査や保守点検、清掃が行われていると思います。
きちんと点検されていると、補助金が下りる自治体も多いのではないかと思います。
この浄化槽には、微生物の働きによって汚水の汚れを分解し、綺麗な水にするための場所があります。この微生物が死滅してしまうと、浄化槽としての機能が失われてしまいます。
その微生物が呼吸するための酸素を供給するのが、ブロワと呼ばれる機器の1番重要な役割です。屋外電源につながれている、小さな箱ですね。
交換は簡単、インターネットでも購入できます
もちろん、機械ですので故障もします。ブロワが故障してすぐ微生物がだめになるわけではないのですが、点検の際に指摘が入ります。交換、となると数万円が必要になるブロワ。少しでも安く交換したい…という方は、インターネットで購入することもできます。
その際にチェックするのは大きく2点。風量と、配管です。
風量は浄化槽の人槽(大きさ)によって決まっており、タイトルの画像のように仕様が書かれているところをチェックしてください。この場合は80L/minですね。
あとは、空気を送り込む配管の数と配置をチェック。こちらも浄化槽によって決まっており、現状のものと同じ形のものを選択してください。配管が1本のもの、2本のものは右散気(ばっき)と左散気の2種類ありますので注意してくださいね。
交換の作業は、意外と簡単。コンセントを抜いて、L型送気ホース(黒いゴムの部材)を抜くと取り外すことができます。写真は取り外した状態です。配管は特に接着剤など不要ですので、取り付けも簡単。5分くらいで終わると思います。
自分で作業するのが心配な方は、保守管理業者にお願いしてみてください。このタイプで5万円くらいでしょうか。インターネットで購入すると、3万円弱でできます。
ブロワのサイズやタイプによっても価格差があると思いますので、まずは検索してみるのもいいかもしれませんね。
DIY難易度:★☆☆
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